50s〜60s
約208g、付属品:パーツリール
外観の仕様は画像にて確認してください。
かつてヘドンのヘリテージシリーズやスピンキャストのスキャンディアをOEMで製造していた
スウェーデン(スエーデン)のリールメーカーです。
日本でもヘドンのヘリテージシリーズのリールに関しては所有されている方、
使用している方もいらっしゃるとは思いますが、
ヘドンのヘリテージは知っていても、このメーカーは馴染みがなく見た事がない方も実際多い様に感じます。
実際に球数が少なく貴重なリールであると共に、海外での人気も非常に高く希少価値の高いリールです。
因みに海外相場ですと状態にもよりますが、セカイモンで出ている箱付きが75000円で諸費用込みで10万弱位でした。
箱が無くとも相応の相場感かと思いますが、
現在の円安進行を考えると個人輸入であれば+諸費用が...と考えてしまう、ある意味幻のリールです。
このリールは1954年に登場し1960年まで製造されたAシリーズ(A50〜54)の5種の中の一つで、
エントリーモデルのA50と比べると、ダイレクトリールではハイエンドモデルと言えるかと思います。
シリーズ中、53と54のグレードのみ樹脂のリムパーツと太めのアルミのスプールが付いた装備で、
因みにA54はシングルハンドルのフリースプールとドラグが付いた仕様になってており、
グレードが更に上がります。
このシリーズは何もシンプルながら非常に扱い易いリールとなっており、
このメーカーのリールは何も生産自体が短く、現存する数も少ないので本当に貴重です。
ピニオンギアは有名どころのダイレクトリールと比べると歯筋が長く大きめの金属製、
ドライブギアは樹脂製で荷重が分散されるヘリカルギアになっています。
こちらは整備したリールになります。
分解洗浄後にグリスとオイルを挿しておりますので、
機関はスムーズで軽い力でも気持ち良く回転します。
ノブは固着なく、クリッカーはしっかり効いており異音もなく巻き取りの音は静かです。
傷はリム上部に浅い傷、リムエッジに薄い汚れ、ウォームギアカバーにメッキの掠れが見られます。
側面は特に傷はなく綺麗です。
また、部品取り用のパーツリールを1台オマケでお付けします。
これに関しては洗浄等は一切行なっておりませんので状態の詳細記載は省きます。
スプールキャップ、ウォームギアカバー、ハンドル、ハンドルナット、クリッカーボタン等が欠品しておりますが、何か代用で付け変えられるパーツがあるのであれば、恐らく使用は可能ですが、 パーツ取り用としてお考えください。オマケなのでクレームは一切無しでお願いします。
当時のアメリカ製のリールにも似たタイプがありますが、
また一味違った印象を感じるのはデザインと配色でしょうか?
ダイレクトながらハンドルを回すと安定したリールである印象が強いです。
言葉では上手く伝わらないかと思いますが、
現物を手にしてハンドルを回すと恐らくニヤニヤしてしまうのではないかと思います。
実際にオークションでは殆ど出てくる事が少ないのと、
出てきてもその殆どが高額かと思います。
オマケ個体付きとしてはスタート金額はかなり良心的な金額かと思っております。
探されていた方、気になった方は良かったら検討してみてください。
詳細は画像にて確認して頂き、
不明な点はお早目に質問してください。