レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
(1828~1910)モスクワの南165㎞、トゥーラ郊外で伯爵の四男として生れた帝政ロシア時代の小説家、思想家。
『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』等を発表、ドストエフスキー、ツルゲーネフと並び、
19世紀ロシア文学を代表する作家。2歳で母を、9歳で父を、10歳で祖母を、後見人の叔母を喪い、
カザンの叔母に引き取られる。1850年から小説を書き始め、教育、宗教、非暴力等の面でも世界に
影響を及ぼす。1910年、夫人との不和等を理由に家出、その途中の駅長官舎で肺炎のため死去、82歳。
日本でも、明治には鴎外、露伴、蘇峰、蘆花、藤村、大正には実篤、武郎、賢治、抱月等が影響を受ける。