最初期個体シリアル2桁 Manley ELOP Stereo Electro-Optical Limiter


Manley ELOP Stereo Electro-Optical Limiter、シリアル2桁台の最初期個体です。
この機種(ELOP+は除き)3バージョンが存在します。
バージョン1
1994〜1997/8に製作された個体serial20〜318
バージョン2
1997/9〜2000に製作された個体serial319〜594
バージョン3
2000/9〜2016に製作された個体serial596〜
バージョン2とバージョン3は基盤変更及び内部部品の変更がメインですが
バージョン1とバージョン2とでは基盤や回路、機能面も大きく変わっています。
今回出品バージョン1の大きな特徴はパネルに左右最大4dbのパンが装着されている事です。
Tubeは気まぐれで気温、湿度、電圧、劣化によってマッチングが少しづれる事が有ります。その補正をパンで出来る仕様になっています。
これにより録音時、MIX時、マスタリング時まで使う事を考慮した作りになっています。

この仕様のELOPはおそらく日本には数台しか無いと思われます。

サウンドはManley特有のアレなサウンドですが、音を突っ込んだ時は強烈に圧縮するしカチっとした纏まりの良いサウンドになります。
これ1台あればレコーディングのどのプロセスでもよく働いてくれる印象です。

動作、真空管マッチングなど全てメンテナンス済み。
外観、シリアルは写真をご覧下さい。


手に入れる事の難しい希少なバージョンですが、サウンドハウスのELOP+の値段(¥528,000)より安くから出品致します。
入札の御検討を宜しくお願い致します。

厳重に梱包し発送致します。
電源に関する質問を幾つか頂きました。

現行品のELOP+はスイッチング電源ですが、それ以前はトランス電源になります。ノイズの観点からするとトランス電源の方が有利です。重量の観点からするとスイッチング電源の方が軽く有利と言えるでしょうか。
ノイズの観点から無駄な回路(フィルター等)のない出品しているV1以外はマスタリングに使うのは難しいかと思います。
マスタリングまで満遍なく使用する前提であれば出品しているV11択だと思います。
またManley全般の現行品は半田浮きのトラブルも多く創業当時よりも職人さんの質が下がっているのは明白かと思います。