【希少入手困難】クリスチャンディオール ディオレッセンス オードトワレ50ml Christian Dior


クリスチャンディオール
ディオレッセンス オードトワレ50ml
〝ディオールの淫獣″の香り

- ブランド: Christian Dior
- 商品名: ディオレッセンス
- 容量: 50ml
- タイプ: オードトワレ
-調香師:ギ・ロベール
-発表年:1969年

-トップノート:アルデハイド、オレンジ、フルーツノート、パチョリ、グリーンノート、ベルガモット

-ミドルノート:カーネーション、チュベローズ、シナモン、ヴァイオレット、オリス、ジャスミン、イランイラン、ローズ、ゼラニウム

-ラストノート:パチョリ、ムスク、ベンゾイン、バニラ、オークモス、ベチバー、スティラックス、アンバーグリス

ワンプッシュのみ、ほぼ新品未使用です。
冷暗所で長期保管していました。

1969年にディオールから誕生した「ディオレッセンス」は、その特異な生い立ち故にほとんど知られていない香りです。
それはその後のディオールをあわせても最も官能的な香りであり、つけこなすのがウルトラ級に難しいアニマリック・フローラルシプレでした。

始まりはこの香りを調香したギ・ロベール(ロシャスの「マダムロシャス」、エルメスの「カレーシュ」)に対する以下の依頼からでした。
ディオールは既に偉大な調香師だったロベールをディナーに招待し1970年AWにマルク・ボアンが発表するファーを使用したコレクションとタイアップした香水を販売したいと考えていました。
その為に「毛皮を連想させるアニマリックな女性用香水を作って欲しい」と依頼しました。
イメージとなるキャッチコピーとして
〝野生の香り《レ・パルファン・バルバル》〟を伝えました。
ディオールの香水の伝統であるフローラルにアニマリックをMIXするという至難の技が求められ、ロベールは完全に行き詰まりました。
ある日ロンドンで竜涎香(アンバーグリス)の塊が売りに出ているのを知り30キロ或いは黒いバターのような竜涎香(シャネルの竜涎香の使用量を20年は賄えそうな量)を購入しました。
その時、手に残る竜涎香の匂いを落とす為に空港のバスルームで小さく汚い銀色の石鹸を使って手を洗いました。
ロベールは両手を嗅いだ時はっとしました。石鹸と竜涎香の組み合わせこそ彼が求める香りだったのです。その石鹸は「ミスディオール」の香りを安っぽくコピーした石鹸でした。

#水森