フルート:ARハンミッヒ頭部管付き英国Les Eggs製作・改造フルート、革張りケース
 
ARハンミッヒ頭部管付き英国Les Eggs製作・改造フルート、革張りケース。
   
  カバードキー、Eメカ付き、C足部管、音孔半田付け、ARハンミッヒ頭部管付き、1986年に英国のLes Eggs氏が改造・製作、革張りケース付き。
   
  ここでいう改造・製作の意味は次の通りです。
  1.Les Eggs氏がいくつかのフルートから1本製作に必要な部品やユニットを収集。
  2.全体を組み上げ・調整後、自分の名前を刻んだバレルを装着。
  3.樽にはRebuilt by Les Eggs, London, 1986との刻印があります。
  推測ですが、私のARハンミッヒと比較し胴体と足部はARハンミッヒだと思われます。キーは他のドイツ系メーカー製を流用したと思われます。
ただ、当時、ベネット氏やワイ氏が広めた音孔位置の変更、その他の改造はなされていない様に見えます。
   
  昨年オーバーホール、新パッド、コルク、フェルト、全調整、状態良好。
  ARハンミッヒ頭部管は私のARハンミッヒから流用したもので、900銀製だと思います。
  胴部管、足部管、キーは不明ですか、元の所有者(Les Eggs氏から直接購入した人)の話では900銀との事です。ただ樽は925銀だと思います。
   
  頭部管を数ミリ抜いて、Sounding Lengthが600mmになりますのでA=440で演奏できます。
歌口の角度、演奏方法、個人差がありますので、ピッチに関しては確定できません。
  キーカップ形状、右手C#/D#キーレバーのローラー、Eメカ、等々、典型的なドイツ系フルートです。
  頭部管のすり合わせは若干きつめにしてありますので、好みに応じて調整して下さい。
   
  胴部菅: 272g
  足部管:   87g
  頭部管:   71g
  ケース:  361g
   
  Les Eggs(Leslie Eggs, Lesley Eggs)氏は元ルーダル・カルテ(RC)の職工です。数年前に亡くなられました。
   
  RCは戦中にブージーアンドホークスに売却されましたがRCのブランドは維持されました。
  1961年に一部職人・職工がにフルートメーカーズギルドを創設した前後にLes Eggs氏は会社を離れて修理業を始めた様です。
彼を知る人の話によると、元々メーカーでしたから修理の腕も高く評判は良かったようです。
因みに、今のフルートメーカーと異なり、当時のRCは一人の職人が最初から最後まで1本仕上げる方式を取っていましたので、
ヤスリ掛け、半田付け、メカ調整、タンポ調整、等々全ての工程を熟知していました。
   
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