先頭形状は、曲面を多用するこれまでの近鉄特急車両と異なり、多面構成とした
[9]。大型ガラスを6枚使用し(ライトや扉下部も含めれば9枚)、両サイド下のガラスに
HID式の前照灯各2灯ずつを配した。伝統的に運転台よりも上に前照灯を配置してきた近鉄電車において異質なデザインとなったうえ
[注釈 8]、ブラックアウト処理から電灯部が顔をのぞかせる部分の切れ込みが吊り上っているため、鋭角的な先端形状とも相まって鋭い印象となっている
[9]。中央ガラス部は
非常扉を兼用し、上に跳ね上げて開く方式である
[注釈 9][9]。。
標識灯兼
尾灯は
22600系と同様、車体下部に吊り下げて設置した。
排障器はブラックで目立たなくさせたうえで、車体デザインと一体になったスカートを前面に設置した
[9]。連結器は密着式で、使用時以外は奥に格納する。
ワイパーは運転台と中央の窓に2か所設置した
[9]。