幕末刀匠の最高峰 「 源清麿 」嘉永裏年紀傑作刀・杢目と地景が蠢くように鍛えられた見事な名刀・薫山先生鞘書き有り・特別貴重刀剣

「源清麿」は、文化10年に信濃国小諸藩赤岩村(現東御市)の名主山浦昌友の次男として生まれ、刀工を目指した兄真雄とともに上田藩工の河村寿隆に刀工の技を学ぶ。
本名は山浦環(やまうらたまき)。 初銘は「正行」ついで「秀寿」兄は刀工の山浦真雄。 「水心子正秀」「大慶直胤」と並び「江戸三作」と称された名工中の名工で有る。 清磨は、波乱に富んだ人生を送ったことから、幕末新々刀期の刀工の中でも最も人気が高い。
武士を志して真田幸貫の斡旋で江戸に上り、幕臣の軍学者で剣術家でもある窪田清音の門を叩くが、のちに刀工として評価した清音の後見で、清音の屋敷内に鍛冶場を設け修行し、作刀に専念した。
師匠である旗本の兵学者・窪田清音(くぼたすがね)より「清」の一字をもらう。 本来は「すがまろ」と言うが、現在は「きよまろ」で広く名が通っている。
四谷北伊賀町(現在の新宿区三栄町の一部)に定住したことから「四谷正宗」の異名をとった。
嘉永7年11月14日にその波乱の生涯を終えている。 門人に清人、信秀等に秀逸刀工がいる。 特に清人は、師匠の武器講の残債全てを片づけたことで後生に名を残した。
作風は相州伝で、刃文は互の目乱れ、または互の目丁子。 平地に白髪筋と呼ばれる銀筋が現れるのが特徴。

本作は「源清麿」銘・長さ2尺3寸弱にして、地鉄沸非常に強く、刃は高低差ある互の目丁子に足よく入り、刃中には荒沸、湯走り、砂流しと働き満載の出来栄えを示した刃です。 帽子よく伸び直ぐで突き上げ調て返る。
本間薫山先生の鞘書きがあり、特別貴重刀剣認定書が付属しています。 清磨の見事な会心の一振りで有り、得難い名刀だと思います。

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長さ・・・・2尺2寸7分
元幅・・・・約3.0cm
先幅・・・・約1.9cm
元重・・・・約6.6mm
先重・・・・約5.0mm
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