サイズ: 1870×900mm
厚み: 5.1mm
密度: 20万/㎡
重量: 3.9kg
生産地: バルーチ
ベースカラー: 赤, 白, 黒, 茶
状態: 経年による全体的なスレあり、パイル少しの抜けあり、リブ若干のダメージあり、フリンジ美品、若干のヨレあり
製造年: 1970年代 - セミアンティーク
商品番号: 559
商品について
1970年代にバルーチの遊牧民の手によって丁寧に織り上げられたセミアンティーク絨毯です。サイズは1870×900mmで、リビングやダイニングにぴったりの大きさです。
デザインの中心には、バルーチ絨毯特有のテケギュル文様が格子状に配置されています。この文様は、小さな八角形の中に細かな幾何学模様が詰まり、繁栄と保護を象徴する伝統的なモチーフです。深紅を基調としたギュル文様は、白と黒の細かなラインで縁取られ、中央に茶色のアクセントが加わることで、力強い調和を生み出しています。文様同士は小さな幾何学パターンで結ばれ、全体にリズミカルな美しさを与えています。背景には深紅のベースが広がり、緻密なデザインが全体に奥行きを与えています。
枠には連続する幾何学模様のボーダーが施され、白、黒、茶の小さなパターンが緻密に組み合わさり、全体に洗練された印象を添えています。ボーダーの細部が絨毯に動きをもたらし、遊牧民の伝統と文化の息吹を感じさせるデザインとなっています。
ベースカラー
主基調となる色は温かみのある深紅で、空間に温もりと重厚感をもたらし、伝統的な雰囲気を際立たせます。補足的な色として、白、黒、茶がギュル文様やボーダーに散りばめられ、色彩のコントラストが絨毯に生命感を与えています。経年による自然な色褪せが見られ、特に赤の一部が柔らかく色あせており、セミアンティークならではの味わい深い風合いを醸し出しています。白や黒のアクセントが、伝統的な魅力を一層引き立てています。
特徴
上質なウール素材が織りなす柔らかな質感と、セミアンティークならではの経年による味わいが、この絨毯の大きな魅力です。手織りならではの温もりと実用性を兼ね備え、長く使い込むほどに深まる風合いが楽しめます。リビングやダイニングに敷くことで、空間に個性的なアクセントを加え、穏やかな雰囲気を演出します。
遊牧民の歴史と文化が息づくこの絨毯は、現代の暮らしに伝統の美を取り入れる贅沢を感じさせ、世代を超えて愛される価値ある逸品です。