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◇商品背景◇
当時の上流階級の紳士が履いていたであろうブラックトラウザーズ
一見ウールに見えるこの生地、専門の方の見立てによるとシルクではないかとのこと
極細畝ににぶい光沢と肌触りの良さは贅沢そのもの
深い股上に後ろがやや山形にせりあがったハイバック仕様で、ハイウエスト位置からヒップにかけてのラインが綺麗に形成されます
そして、ヒップから裾にかけて程よくフィットする細身のフォルムはまさにエレガンス
19世紀前半のダンディズムの流れを汲んだ逸品です
◇商品について◇
ブランド:Thiery Aine SIGRAND
19世紀後半頃から1960年代頃までフランスで親しまれたデパートブランド
現在はArmand Thiery(アルマンティエリ)と名前が変わり存在しております
1841年、Thiery Aineとして創業、1920年代にはThieryluxtとしてオーダーメイドを機械で大量生産するブランドとなりました
SIGRANDは、19世紀後半、創業者の一人が死去しその息子がPaul Sigrand(おそらく12店舗ある中の一つ)に加わり創設されたブランドなのでしょうか、1920~50年代頃にSigrandという名で多くのカタログが確認できます
メタルボタンに「Thiery Aine SIGRAND」と刻印があることから新しくとも1910年代頃と推測されます
後ろのベルトは針シンチ
購入先:フランス
生地:おそらくシルク