昭和7/8年 藤田豊八遺著 池内宏編『 東西交渉史の研究 南海篇 西域篇 』計2冊 初版 函 天金 代表作 東京 岡書院刊 東洋史学者 徳島県人


 ① 昭和7年3月25日の日付のある、藤田豊八遺著 池内宏編 『 東西交渉史の研究 南海篇 』です。初版 函 天金。東京 岡書院刊。巻頭口絵2ページ。本文700ページ。巻末に色刷り「南海地図」折込。  ② 昭和8年3月10日の日付のある、同上『 東西交渉史の研究 西域篇 』です。初版 函 天金。岡書院刊。本文521ページ。附編365ページ。索引47ページ。巻末に「西域地図」2枚折込。正誤表貼付。  東洋史学者 藤田博士の代表作で 大著です。版元は『 本屋風情 』で名高い 岡書院。  著者の藤田博士は、明治2年に 徳島県 美馬郡 郡里村生。明治30年に上海に渡り、東文学社教授・江蘇師範学校校長・北京農科大学教授を歴任。帰国後は早稲田大学教授・東京帝国大学教授に就任。東洋史学を講じました。特に西域史・南海史・東西交通史の研究で大きな業績をあげられました。昭和4年没。  詳しい内容は、写真欄をご覧願います。  いずれも函に経年の変色・汚れ・はがれ・天地と差込口に小傷み・②の背に傷み、本冊の両表紙と背に経年の変色・薄い汚れ・小はがれ・扉に旧蔵者印・①の裏見返しにペン書き2行・②の裏見返しに古書店シールの貼付があります。本文中の保存状態は良好です。  91年前と92年前の本ということで、ご理解願います。  函サイズはいずれもタテ23.5cm×ヨコ16.7cm×厚さ4.3~5.3cm。  ゆうパック60サイズの着払いでお送りします。  ★保存状態の記述は、あくまで出品者の主観的な評価ですので、保存状態にきびしい方は、入札をご遠慮願います。