□商品詳細
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時代を感じる古芦屋 甑口重餅釜(網代地紋・梅竹文様)「博多芦屋」(桃山時代~江戸時代前期)を出品します。
(この釜は和銑です。 口際から肩にかけてと腰にそれぞれ違った網代模様、胴部に梅竹地紋を描いた美しい茶之湯釜です。美しい膾肌で経年劣化により肌が剥がれた場所も有りますが綺麗に直されております。替え蓋に古鏡蓋が付いております。(この釜には「極め」が付いておりません。) 箱の張紙には「古芦屋」と書かれておりますが古芦屋(筑前芦屋)とは真形釜が多く鬼面の鐶付きを付けております。また、真形釜とは違う古芦屋も存在しておりますが地紋の描き方や鉄肌、珍しい形などの観点から私は博多芦屋だと考えております。鑑定家によっては京作の釜と判断される方もいらっしゃるとは思いますが博多芦屋を真似た江戸時代前期よりも古い上作の茶之湯釜だという事は間違いありません。
古芦屋とは 筑前芦屋とも言われ鎌倉時代から始まったという説と室町時代初期(南北朝時代)から始まった説など色々ありますが、少なくとも室町時代中期(東山時代)に盛期を迎える茶之湯釜の中で最高峰とされる茶之湯釜です。
博多芦屋とは 室町時代後期に芦屋釜(古芦屋・筑前芦屋)の鋳造地を支えていた大内家の滅亡により芦屋釜(古芦屋・筑前芦屋)は衰退していきます。衰退していく芦屋の鋳造地からほど近い貿易都市であった博多へ芦屋の中でも技術が高いと言われた鋳物師達(山鹿系)が移り住みました。外来文化を取り入れ、他のどの鋳造地よりも美しく細かい装飾や新様式の造形で創造された茶之湯釜が博多釜です。(多くの芦屋鋳物師が移り住んだ事から芦屋直系の鋳造地と言われています。)寛永時代(1624~1644)・江戸時代初期頃に絶えたとされています。
形について この釜の形は瓢箪のように凹凸がある為、鋳造後に鋳型を外す際に鋳型を壊さないと外れません。すなわち通常何度か同じ鋳型で釜を鋳造する事が多いのですがこの釜に限っては一度きりの鋳型で鋳造するしかない。とても手間のかかった同じものが存在しない茶之湯釜だと言えます。
釜の内側に赤錆が有りますが問題なくご使用頂けます。水漏れは御座いません。尚、ご使用の頻度にもよりますがだんだんと赤錆は落ちていきますのでご安心下さい。) 直径27.3cm、高さ20.7cm(胴のみ)、高さ21.7cm(鉄蓋含む)、高さ22.8cm(古鏡蓋含む)、内口径11.5cm、外口径12.1cmです。 (敷板は商品ではありませんので御注意下さい。) 中古品ですので写真を良くご覧の上、ご入札頂きます様お願い致します。
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鉄には和銑(わずく)と洋銑(ようずく)の二種類があります。
和銑は日本古来の砂鉄を炭で精錬し、日本刀や釜、工芸品に使われてきた地金です。
<砂鉄地金>
材料の入手が難しく熟練の経験と技術を要し生産性が低いのが問題です。
洋銑は鉄鉱石を石炭等で溶かし大量生産出来る鉄です。
<鉄鉱石地金>
高い生産性に加え切削(せっさく)・塑性(そせい)のしやすさから多様されています。
しかし洋銑で造られた物は錆び易く弱い。
表面加工と錆び止めでなんとか使用には耐えますが和銑の強さには勝てません。
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□支払詳細
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1. Yahoo!かんたん決済
2. 消費税は内税にさせて頂いておりますので、別途必要ありません。宜しくお願い致します。
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□発送詳細
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ご入金確認後、京都より「ゆうパック」で発送いたします。
全国一律送料¥1,000
(北海道・沖縄及び離島へのお届けは¥1,500)
同時期にご落札いただいた商品も出来る限り、同梱いたしますのでぜひご検討くださいませ。
(大型の商品は同梱できないものもありますので、お問い合わせください。)
[海外発送に対応しております。]
海外発送の場合は、海外発送料金にプラスして別途2,000円手数料として料金を頂戴させて頂きます。
EMSや船便などの輸送方法はご指定頂けます。(各国の情勢により輸送方法が限定される場合が御座いますのでご了承ください。)
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□注意事項
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他にも多数出品しておりますので是非ご覧ください。
中古品や時代経過した商品が多い為、ご理解の上 ご入札をお願い致します。
ご落札後、2日間ご連絡が頂けない場合は「落札取り消し」の手続きをさせて頂く場合が御座いますのでご了承ください。
宜しく御願い致します。
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