FISHER 60A&60AP 6A3PPP モノラルパワーアンプ 1台 オーバーオール品


「FISHER 60A&60AP 6A3PPP モノラルパワーアンプ 1台 オーバーオール品」の出品です。

Fisher 60A/60APは、当時において典型的な「大衆向けラジオ」や「キット組立用アンプ」とは一線を画す、Fisherの最上位グレード機でした。

Custom Sixtyコンソール(60R+60A+60AP一式)のデビュー価格は約1,330米ドル(1950年末/1951年モデル)でした。これは当時の一般的な家電製品の数倍に相当する「高級家具1点分」に匹敵する価格でした。McIntosh MC-30が約800USDでしたので、如何に高価だったかご理解頂けると思います。

ハイエンド志向の設計
・分離型電源ユニット(60AP)を採用し、アンプ部(60A)へのハム混入や電源リップルを極小化。
・高品質出力トランスや低歪み設計の三極管プッシュプル並列動作(6A3×4本)で、当時としては極めて贅沢な構成。

Fisher Electronicsは創業者エイブリー・フィッシャーのもと、1945年以降“真のハイファイ”を謳って製品を展開。H.H. Scott、Marantz、McIntoshなどと並び称される高級ブランドでした。

今回出品にあたり、完全オーバーホールを実施しています。12AU7:4本はMullardオリジナル(BB)、6A3:TUNG-SOLで4本マッチング、5V4GA:RCA1マッチペア、5Y3GT:FISHERブランド、電解コンデンサは全て交換、ツイストはCE Manufucturingで置換え、カップリングは、ハーメチックシールタイプに交換しています。

整備マニュアル付き