YAMAHA【A-2000】★プリメインアンプ★極美品★1世紀の稼働を見据えたメンテナンス調整済★完動品★S/N05176★62K



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YAMAHA(ヤマハ) Natural Sound Stereo Amplifier
A-2000 の整備済完動品

当時発売価格 ¥189,000 (1983年)

9/13まで使用可能なクーポン使用でお安くお求め出来るように出品しなおしました。
ついでに、オークション開始価格も1000円に引き下げました


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーはじめにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

近頃、新規の方、評価の悪い方による落札後の取引不成立が多く非常に迷惑しております。

新規の方は、ご入札される前に必ず質問欄からご連絡をお願いします。

ご連絡いただけない場合は、入札を取り消しいたします。

評価の悪い方の入札も取り消しいたします。

また、当方の判断で入札を削除しブラックリストへ登録致します。

ご了承ください。

絶対条件として、オークション終了後24時間以内にご連絡、

48時間以内にお支払い可能な方のみご参加ください。




 当オークションには、これまでに培ったアンプ・チューナーのメンテナンス経験で得たノウハウで徹底的なメンテナンスを行っています。メンテナンスしたA-2000シリーズも60台超となりました。
 音が良いことで高評価を得ているA-2000シリーズですが、製造上の欠点も多い機種で製造後40年以上経過していますので、現在まで健在で正常稼働しているのは奇跡と言わざるえません。

 私が知りえるA-2000シリーズの欠点としては
  • POWER等及びSELECTORの押しボタンスイッチの飾りボタンが離脱してしまう
  • スピーカー端子の円筒部が外力で破損しやすい
  • パワーアンプ基板のA級側フィルターコンデンサーの防振用接着剤がパーツリード線の腐食を助長し断線に至る
  • パワーアンプ基板のB級側ドライバートランジスターのハンダランドが小さく半田クラックが発生する
  • パワーアンプ基板のA級側終段トランジスターのハンダランドが小さく半田クラックが発生する
  • パワーアンプ基板のA級・B級側の温度補償用トランジスターのハンダランドが小さく半田クラックが発生する
  • プリアンプ部の電源用フィルターコンデンサー(ニチコン1000F/35v)の静電容量が低下し電源オフ時にポップノイズが出る(A‐2000aでは設計変更により改良されておりポップノイズはでないが静電容量低下は同じ)
  • セパレートで使用するMain in端子の入力抵抗が新製時より取付されておらず、COUPLERスイッチ操作時にノイズが発生する(A‐2000aでは設計変更により改良されておりCOUPLERスイッチ操作時のノイズ発生は無い)
が挙げられます。

 今回出品したA-2000は、出力不良のジャンク品を当オークションサイトで入手しメンテナンスしました。
入手時の感想ですが、右側板に僅かに傷はあるもののほぼ無傷であり、何よりも筐体内に塵埃の堆積がない事から前オーナー様が大切にされてラック内に収容されていたのではと推測されます。
 前オーナー様の申告にあった出力不良はプロテクトリレーの接触不良とパワーアンプ基板の半田クラックが原因と判明しましたが、上記に挙げた欠点克服のいつも通りのメンテナンスを施し正常動作を確認しております。 


 
 動作確認
 筐体のコンディション
  写真にてご確認の上、ご検討頂ければ幸いです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆修理箇所◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







* * * 大きな画像で入札率アップ、トラブル回避!この商品案内は、大きい画像を10枚以上載せられる いめーじあっぷを利用しました。(無料) * * *




◯主な修理項目

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆基本メンテナンス◆ーーーーーーーーーーーーーーーーー

○筐体のクリーニング
  • 筐体内部は気吹きで塵埃の除去
  • フロントパネルは洗剤洗浄の上ワックスコーティング
  • バックパネルはクリーニングシートで拭き掃除
  • 取り外し出来る基板は洗剤洗浄
  • ウッドケースはクリーニングシートで拭き掃除後、蜜蝋ワックスでコーティング

○PHONO selector、REC selectorの接点クリーニング

○INPUT selector、RICHNESS SW等の接点クリーニング

○ボリューム類の接点クリーニング
  • ボリューム類の接点クリーニングは、薬剤洗浄→超音波洗浄→乾燥→接点復活剤塗布の工程で行います。
  • この超音波洗浄は、私にとっては必須工程でありこの工程を取り入れてからはメンテナンス後のガリは殆ど発生していません。
  • 出来ることなら取り外し分解などせずに、サクッと接点復活剤を吹き掛けただけで済ませたいのですが、半年もするとまたガリが発生するのは経験上分かりきっていますのでこの超音波洗浄はガリ除去の必須工程で今後末長くご使用頂けると思います。

○プロテクトリレーの接点クリーニング

○ギャングエラー確認調整
    LchとRchの出力が同一となるようにボリュームにて調整を行っております。

○MCアンプ・メインアンプ部のDCオフセット調整、アイドリング調整
  • サービスマニュアルで指定されている調整値で調整しています。
    • MCヘッドアンプ DCオフセット  DC0V  ±200mV
    • メインアンプ DCオフセット  DC0V  ±10mV
    • メインアンプ アイドリング A級 180mV  ±10mV
    • メインアンプ アイドリング B級 15mV   ± 2mV

ーーーーーーーーーーーーーー◆さらなる低歪率と安定動作に向けて◆ーーーーーーーーーーーーーーー

○終段パワートランジスター(A級、B級用)の特性チェックとペアリング
  • 基板より取り外し、コレクタ電流(Ic=200mA)時の直流電流増幅率(Hfe)チェック
  • 手持ち在庫品(新品、中古品)で近似値のHfeで再ペアリングし搭載

◯放熱対策
  • 再取り付け時には古いシリコーングリスを除去した上で再塗布し放熱対策しています。

○パワーアンプ基板の大容量コンデンサの振動防止用接着剤の除去
  • A-2000シリーズのパワーアンプ基板では大容量コンデンサをボンドで接着し振動防止を図っています。このボンドの吸湿により錆、緑青が発生し断線、接触不良を引き起こしています。 また、このボンドと錆により再ハンダしようにもハンダがのらずハンダ付け出来ないものもよくあるケースです。この諸悪の根源のボンドを除去し再ハンダ処理しています。
  • A-2000シリーズをメンテナンスされている方のブログを拝見しますと、どの方も同様にボンド除去は必須項目となっております。

○基板の再ハンダ
    A-2000シリーズではハンダクラックが発生する部位がほぼ決まっています。このハンダクラックが引き金となり故障に至っております。
    対象の下記部位のソルダーレジストを除去しハンダランドを増大する事でハンダクラックの防止を図りました。
    • パワーアンプ基板のB級側ドライブトランジスタ
    • パワーアンプ基板のA級側終段のトランジスタ
    • パワーアンプ基板のバイアス調整用トランジスタ
    • イコライザーアンプ基板の電源用パワートランジスタ(ランド増大無しで再ハンダ処理)

○電源用フィルターコンデンサーの交換
    イコライザー基板の電源用フィルターコンデンサーの容量低下により、PHONO(MCモード)での再生時に電源オフすると、一瞬バチッとノイズが発生します。このため当該コンデンサーを新品に交換しています。
  • nichicon 1000μF/25Vは容量抜けとなっているものが多いため(最低の実測値 830F)

○COUPLERスイッチ操作時のノイズ対策
    A-2000では製造時のつけ忘れ?製造ラインへの指示ミス?と思われますがMain IN RCA端子部に抵抗が入っていない事により、COUPLERスイッチ操作時にクリックノイズが発生します。
  • A-2000 ーーMain IN RCA端子部に抵抗取り付け
  • A-2000aーー製造時より取り付いています。

ーーーーーーーーーーーーーー◆A-2000シリーズの弱点克服メンテナンス◆ーーーーーーーーーーーーーーー

○スイッチの飾りボタンの離脱防止
    POWERスイッチ等の飾りボタンのプレート部が接着剤の経年劣化で離脱し、欠品となっている個体を多数見かけます。取り付いている個体でもフロントパネルの洗浄時に離脱してしまう個体がほとんどです。 そこで、ひと手間を加えプレートの離脱防止を図りました。
  • 飾りボタンの背面側でプレートをビス止めしましたので今後離脱することはありません
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆製品仕様◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クリックすると当機種の取扱説明書が、
YAMAHA マニュアル検索ページより
ダウンロード出来ます。
                                                 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆付 属 品◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ありません                                                  


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆商品の動作保証について◆ーーーーーーーーーーーーーーー

動作保証期間はありませんが、連絡を頂ければ善処いたします。。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆商品の発送について◆ーーーーーーーーーーーーーーーーー

佐川急便での発送となります。
先般、クロネコヤマトのおてがる発送で営業所へ持ち込みましたところ「アンプは元箱か精密機器専用の箱での梱包でないと運べない」と拒否されましたので運送業者を変更しました。
 
発送に伴い、運送保険に加入しておりますので、開梱され商品確認で破損、変形がございましたらご面倒でも佐川急便の担当者へ御連絡下さい。。
発送時には商品画像の通り破損、変形の無いことを確認し梱包しております。
梱包は、再用の箱(ダンボール)ではありますが商品にダメージを与えないようにプチプチ等で衝撃緩衝する様に梱包しておりますのでご安心ください。