ペリカン ☆ Pelikan ☆ スーベレーン M800 14Cニブ 1987~1988


ペリカン ☆ Pelikan ☆ スーベレーン M800 14Cニブ 1987~1988
商品説明

この世に誕生して約40年弱の、ペリカン スーベレーンM800。
おそらく、モンブランのマイスターシュトゥックと並んで、世界的に最も良く知られたペンのひとつと言って良いでしょう。

その初代モデルが、今回出品致します14Kニブの付いたM800です。
基本的な仕様は変えず細かな変更を繰り返してきたこのペンは、渋く焼けたメッキ部分と相まって、現行のM800と比較してみれば明らかに異なる雰囲気を漂わせている点も、モンブランのマイスターシュトゥックに共通しているところです。

では、その詳細を列挙してみましょう。
まず、キャップ・トップのロゴが1989年からの物に較べて微妙に異なります(嘴や羽根の太さ等)。
つぎに、キャップ・リングの刻印が「W.-GERMANY」となっている点。ドイツは1989年に統合されましたので、この刻印はそれ以前に作られた事を示しています。ただし西ドイツ時代に作られた部品が組み込まれて東西ドイツ統合後に新品として売られたペリカンのキャップ・リングには、1991~1992年ぐらいまで「W.-GERMANY」の刻印が見られる場合があります。
そして14カラットのニブ。M800が登場しておそらく2~3年の間は、M800は14カラットニブ付きのモデルと18カラットニブ付きのモデルから購買客は選べたのです。その後、M800は18カラットニブが標準になったため、14カラットニブは、レア・ニブとして貴重な存在になりました。
さらに加えて言えば、同軸の素材や作り方なども1990年代のモデルとは異なっているようです。

写真でご覧頂けるように、上記の特徴を完璧に備えるだけではなく、40年近く前のペンとして「極めて良い」と呼べる状態です。

主な仕様

ニブ:14KのM
インク:ピストン・フィラー
全長:139.7mm
胴軸: 12.9mm

余談ですが、M800の古いニブ、と聞いて「PFニブ」を思い浮かべる方は多いかと思います。以前14CニブのM800を出品致しましたときに「PFニブですか?」という質問を頂戴したことがあります。答えは「YES」です。実際には、14Cニブはニブ・ユニットのカラー(襟 / 筒状の金属でニブをニブ芯に固定しているところ)の下に刻印されていて見えなくなっているので殆どの方が「NO」だと思っていた筈です。参考写真として掲載致しましたのでご覧下さい。

備 考

全てのオリジナル・ボックスに入ってペーパーが付属した完品

解説本文にも書きましたが、おそらく使われていないのでは無いかと思えるほど綺麗なコンディションです。キャップ・トップと尾軸エンドを並べた写真をズーム・アップしますと、尾軸エンドに細かい傷のような線が沢山見えますが、下の紙の写り込みです。

※ オークション終了後、ご住所のご連絡を含めて48時間以内にお支払い手続きがお出来にならない方は、ご入札をお控え下さい。24時間以内にご連絡が無い場合、また48時間以内のお支払い手続きが無い場合は、落札者都合にて落札の取り消しをさせて頂きます。ただし、質問欄を通して事前にご相談頂きました場合は、その限りではありません。

※ 総合評価が一桁の方、また悪い評価が5つ以上ある方は、オークション終了後1時間以内にお送り先をご連絡下さい。
ご連絡が無い場合は「落札者都合」で落札の取り消しを行います。

発 送

ヤマト運輸宅急便にてお送り致します。
サイズは60cmです。
こちらで料金をお調べ頂けます。