アルバムは全曲英語詞。米国の大手レコードレーベルである
Island Def Jam Music Groupと契約したのは
2003年であり、日本での
東芝EMIとは別系列のレコード会社と異例の同時契約を結んだことで話題となった。「Utada」が「宇多田ヒカル」とは別名義の洋楽アーティストとして扱われるのはそのためである。レコード契約から発売まで1年以上を要したのは、レコード会社の幹部が交代するなど環境の変化により、求められる作品のコンセプトが変わったことなどがあると言われている。
このアルバムは対訳を新谷洋子が行っているが、何故Utada自身が訳さなかったかについて、自分で翻訳を行うとつい韻や言葉遊びなどを考えてしまう為、本来の意味が伝わりにくくなる上に、宇多田ヒカルとしての日本語の歌に比べると劣るものになるのは不本意だからという理由で他の人に任せたということである。