懸仏(かけぼとけ)は、鏡板に仏や神の像を刻んだり貼り付けた器物。
御正体(みしょうたい)とも呼ばれる。
神仏習合の思想に基づいて制作され、
神社や
寺院に奉納された例が残っている。
平安時代中期(
10世紀ごろ)から
銅鏡の鏡面に仏の姿を毛彫り、線刻した鏡像(きょうぞう)が制作されるようになる。鏡像は次第に華美となり、立体的な仏像を鏡面に彫刻ないし添付することが増加した。これらの器物は、
本地垂迹の思想から「神の真なる姿」という意味で「御正体」と呼ばれた。壁に懸ける目的で吊り輪を取り付けたものも多くあり、そこから「懸仏」とも呼ばれる様になった。
南北朝時代以降は次第に像が簡素化し、装飾が豪奢になる傾向があった。
懸仏は
江戸時代まで作成されていたが、
明治の
神仏分離と
廃仏毀釈に伴い、神社に奉納されていたものは多くが取り払われ、失われた。出典:ウィキペディア
多くの方にご覧になって戴き貴重な資料がご研究のお役に立てればそして、故郷に帰る事ができれば大変嬉しいです。
サイズは27.2×31.6㎝です。
写真にあるスケールは全長17㎝です。
状態は経年によるシミヤケと破れがあります。
発送は追跡可能なクリックポストを予定しています。