平安‐室町期珠洲焼無文三耳壺(四耳壺)花を呼ぶ花器北陸の古窯渥美焼焼き締め
高さ22.5cm。胴径18.5cm。珠洲焼無文三耳壺です。珠洲焼の特徴的な杉綾文はありませんが、須恵器の流れを汲んだ独特の冷え枯れたしんとした佇まいが魅力です。胴には叩いて成形された跡が見られます。口縁は外に向かって挽き上げられ、縁は箆で均して帯のように成形されています。これは平安期など初期の珠洲焼の特徴で後世には首は垂直に短くなりまた厚いものが多くなります。また本来四耳壺の造りですが耳を一つ欠いて三耳壺になっています。もともとあったものを欠いたのか、わざと最初から欠いた状態で焼いたものか判別しかねますが、こうした四耳壺を欠いて三耳壺にしたものは蔵骨器として使われたものに見られる特徴で、本品もあるいは蔵骨器として使われた(あるいは作られた)ものかもしれません。上記の諸特徴から当方は平安期のものと推定しますが幅をとって室町の可能性もあるという記載にさせていただきました。大きな傷また直しはないようです。
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