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陶芸家、西浦圓治（にしうら えんじ）は、江戸時代後期から大正時代にかけて美濃焼の発展に大きく貢献した陶業家の名跡です。
特に、五代目西浦圓治（本名：繁太郎、1856-1914）が有名で、明治期の美濃焼を代表する存在として知られています。
西浦家は代々、美濃国多治見村（現在の岐阜県多治見市）で庄屋を務めながら陶業を営み、美濃焼の生産や販売の振興に尽力しました。特に三代西浦圓治（1806-1884）は、美濃焼の高級化と販路拡大に貢献し、「西浦焼」の基礎を築いたとされています。
五代目西浦圓治は、明治21年（1888年）に家督を継ぎ、陶磁器の輸出に力を注ぎました。彼は、当時の最先端技術であった「釉下彩（ゆうかさい）」の技法を完成させ、その作品は国内外で高い評価を得ました。釉下彩とは、透明な釉薬の下に色絵で絵付けを施す技法で、上絵付けに比べて柔らかく深みのある発色が特徴です。また、明治後期にヨーロッパで流行したアール・ヌーヴォー様式を取り入れたデザインも多く、時代の先端を行く陶磁器として人気を博しました。
西浦圓治の作品は、1889年（明治22年）のパリ万国博覧会で銅賞を、1904年（明治37年）のセントルイス万国博覧会では金賞を受賞するなど、数々の国際博覧会で輝かしい成績を収めました。これにより、「西浦焼」の名は世界中に広まり、日本の陶磁器技術の優秀性を示す役割を果たしました。
しかし、その多くが海外に輸出されたため、現在、日本国内で西浦圓治の作品を目にすることは稀で、「幻のやきもの」とも称されています。西浦圓治は、近代日本の陶業において、技術革新と国際的な販路開拓を両立させた、重要な陶芸家であり実業家として記憶されています。
状態
コンディション良好。
特に気になる欠損などはなく、お喜びいただけるものだと思います。
*経年の擦れ、汚れ等はご承知下さい。*
時代の有るお品で有ることをご理解頂き、詳細画像をご確認のうえご入札をお願い致します。
サイズ（ｃｍ）
幅 7.1
高さ 7.8
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数々のオークションの中、ご覧になっていただきありがとうございます。
浅草寺のお膝元より日本全国へ古美術骨董をお届けさせていただきます。
神地古美術の高橋と申します。
弊社で買取させていただいていた商品を出品いたします。
様々な商品がありますので掘り出し物を見つけてください。
外国から見た日本の素晴らしい技術をテーマに出品し日本の誇る名工による逸品を紹介できればと思っております。
まだまだ未熟なので間違っていることがあるかもしれませんがその時は、ご指摘いただければと思います。
商品に移っている備品は含まれておりません。解りずらい時にはご連絡ください。
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不定期ですが、平和島骨董市、美術in高岡テクノドーム、名古屋骨董フェスタ、京都アンティークフェア、福岡アンティークフェスタなどへ出店しております。お逢いできたら声をかけていただければと思います。
また、国外への出張が多いため出品は不定期ですので、是非フォローしていただければと思います。
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国際種届出番号 S-3-14-00349
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