フェンダーではオープンすぎて埋まらない帯域が埋まる、たいへん密度の濃い音がします
且つ、サンダーバードスタジオという名前の通り、スラップにも適しており、オケに混ざりやすく扱いやすい音です
フェンダーとの融合、現場での対応を目的とした変更点がいくつかございます
・ブリッジをオリジナルからGOTOのフェンダータイプに変更
・故障等によるノイズは全くございませんが、フェンダーよりハイパワーなピックアップが大きな会場で使用時、照明等と干渉する事もあり、シビアな音環境での極限までのノイズ除去を目的とし、キャビティ内のシールディングとは別にボディ裏一面に工房にてシールディング(裏が一面銀色になりますので黒ガムテで覆っております)
・20フレットを21フレットに増設しております(こちらに関しては自作)
・ポジションマークのない商品でしたので自分で書いており、側面のポジションは夜光でステージでの視認性を上げております
・ハードケースの番号は不明ですがカギは使用しておりませんでしたので000でピンが刺さったままで現状の開閉に支障ございません
・ハードケースのハンドルが一度切れましたのでその素材のまま継いで留めております。現在持ち運びに支障ございませんが、単純な構造ですので、ハンドルとなりうるものに変更されてもよいかと存じます
・トラスロッド蓋は開閉しやすいようにネジをわざと一点留めにしております
ネックは現状、ネジれもなくまっすぐで、トラスロッドも両方向に余裕のある調節が可能です
ひじょうに素直なネックですのでロッドを少し回せばすぐに真っ直ぐストレートになります
外観に関しましては正直、綺麗な楽器をお求めの方には不向きで、ハゲ、キズ等多数ございます。どちらかと言えば意図的に仕向けたもので、経年とともに本来の使用感とリンクしていったたものでございます。ぶつけたり雑に扱った訳では決してなく、愛情を持っておりましたのでロックな外見をご希望の方にはきっとご需要いただけると信じております
こう見えてむしろ丁寧に扱ってまいりました。ロック系のサンダーバード使用者の中古にありがちな、雑な扱いによるネック折れ修正歴はございません
お探しだった方にはおわかりいただけるであろう、諸々のご予想は正解でございます
マホガニーボディ&ネック、セットネックというジョイントによる音質は、サスティンが豊富でスライド時のウナりなどはフェンダーとは一線を画す。スタンダードなベースのパンチや密度を超え、且つオールマイティー。4弦ベースに近く、5弦ではボヤけがちな「埋まる」ローミッド&ローを是非ともご体感下さい、どうぞよろしくお願いいたします!