□ 商品詳細
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【元代 釉裏紅 鶴草文(い)】の名品です。
釉裏紅とは加飾技法の一つで、透明釉の釉裏、すなわち素地(きじ)面と釉(うわぐすり)との間に描かれた銅の顔料による下絵が、還元炎で紅色に呈色することから、中国では釉裏紅と呼ばれます。
元代の景徳鎮窯で白磁胎釉裏紅技法を工夫して定着したと云われています。
景徳鎮窯は以後、釉裏紅を重要な技法の一つに加えて今日に至っています。
日本では江戸時代(17世紀)に、伊万里焼が試みたようですが、焼造量は少なく、遺品も希少です。
今回のお品である(い)とは注ぎ口付き容器のことであり、元時代に流行した器種です。
「」の形は、古くは新石器時代から春秋戦国時代まで遡ると云われています。
碗胴部は外側はラマ式蓮弁文、釉薬の掛からない口縁下内側には、唐草文が二重線で縁取りされて描かれています。
見込の主文様は鶴が蔓草を加えているさまが表されています。
自由闊達、柔和な筆致でありながら、文様は丁寧に描かれています。
幽かに青みを帯びた白磁面に、淡い紅色の潤んだ色合いが明るく映えています。
元代の初期には、銅紅釉はまだ実験的かつ模索的な段階にあり、職人の技術も未熟で、色が十分に安定していなかったために、灰色や黒色になったり、部分的に失われたりすることもありました。
焼成中の酸化銅の雰囲気を制御するのは非常に困難であったために、元代の銅紅釉は発色が相当不安定で、元代の釉里紅は非常に少ないと言われています。
元時代後期の景徳鎮窯で焼かれた釉裏紅は、その釉下彩の技法や文様が青花と共通しており、青花と同じ元時代後期に始まったと考えられています。
絵付けは青花に比べて、釉裏紅は簡素になる傾向があるようです。
青花では器面全体に文様が緻密に充填されているのに対し,釉裏紅では文様が省略されがちです。
すなわち青花と釉裏紅は器種も文様も共通したところがありながら、同時に異なった様相を呈していると云えましょう。
現在伝世しているものの殆どは青花であり,釉裏紅はごく少数です。
今回のお品は完品と云ってもよいような、状態の良いお品です。
名品の香りが致します。
まさに一期一会の貴重なお品です。
作品サイズ・直径14.2㎝ 最大幅18㎝ 高さ5.5㎝ 重量539g 箱あり
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