鈴木棠三編、「中世なぞなぞ集」(岩波文庫)です。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です(※厚さ2cm以下の文庫本は、合計1㎏を超えない範囲で4冊程度まで同梱可能です)。 

★内容: なぞとは、「何ぞ?」という問いかけの言葉に由来する。その起源は古く上代に遡るが、中世には、貴族のことば遊びとして宮中で盛んにおこなわれたという。国語学上貴重な資料といわれる「ははには二たびあひたれどもちちには一どもあはず」という有名な謎々(答=くちびる)をはじめ、中世の謎々の主要な集録本七種を収めた。

 《収録作品》
  なそたて
  謎立
  月菴酔醒記
  寒川入道筆記
  国籍類書謎乃本
  あたうかたり
  古版なそのほん

★編者、鈴木棠三(すずき とうぞう)は1911年、静岡県生まれ。昭和・平成期の国文学者、国語学者。1934年國學院大學国文科卒業、1937年國學院大學研究科修了。在学中から柳田國男、折口信夫に師事。また、中学校国語教科書の編集に従事する。1938年から55年まで(社)農村更生協会に勤務し、その後、1956年國學院大学講師、1959年女子栄養大学講師、1966年白梅学園短期大学教授を務めるかたわら、文筆活動を行なう。なぞなぞやことわざ、口承文学に関する著作が多い。主な著書に「日本語のおしゃれ」、「なぞの研究」、「ことば遊び辞典」、「説話民謡考」、「鎌倉への道」、「俳諧の系譜」など。1992年死去(享年80)。

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