内藤新宿と江戸-首都江戸と周辺の結節点の視点から


東京学芸大学近世史研究会 編   名著出版  
本書では、「内藤新宿の内部構造」「内藤新宿と首都江戸との関係」「内藤新宿と他地域との関係」の三つの視角・方法から、江戸周辺に位置する内藤新宿が首都江戸と周辺地域、さらには、その外延地域を結ぶ結節点として機能していた実態を解明し、それらから江戸は、内藤新宿などの四宿を媒介に、その首都機能を維持・発揮したことを、内藤新宿の名主を務めた高松家に伝わる高松家文書(東京都公文書館所蔵)を主な史料として確認する。