フランス 1880年代
フランスの貴族の住まう邸宅やお城などのシャトーの華やかなインテリアのには、自慢のスクリーン設えられておりました。
貴族の生活の一部として設えられた様々な装飾家具や芸術品の中にあって、スクリーンは華やかな存在だったことでしょう。
本品は19世紀後半に作られたルイ16世様式のスタイルで作られた、見事な彫刻が魅力の装飾スクリーン。
空間を仕切るための用途だけではなく、インテリアの装飾として飾られる。
石膏ではなく、木彫りにゴールドカラーの貴族趣味なスクリーン
オリジナルの生地は近年に張り替えられたものでしょう。状態よく大きなダメージの見られない素敵な生地。
頭頂部には愛の象徴の鳩が2羽、ローズガーランドなどルイ16世様式の彫刻が見事。
彫刻の後ろ上部はミラーになって、きらりと輝く。
由緒あるシャトーの一室を飾って、代々受け継がれてきた高品質な装飾家具の一つだったであろう本品。
100年以上の時を経ても、美しさは色あせることなく、インテリアの目を引く存在として人々の目を楽しませてくれることでしょう。
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