奈良県 吉野絵椀 蓋付き椀 吉野塗 5客 菓子椀 雑煮椀 木製漆器 芙蓉の花 手描き 明治期 現在産地廃絶 口径約12.5cm①
江戸時代以前から奈良県南部の吉野地方の伝統工芸であった芙蓉の花の吉野絵、吉野塗が昭和30年代には漆器産地として廃絶しました。
茶道具としても好評な吉野の木製漆塗が、安価な樹脂製品に押し倒されたのです。
本品は、蓋付きの木製椀で蓋には広口のツマミがあります。
これは祝い事の際に、鶏肉や小芋などの煮物用の椀である菓子椀の特徴で、蓋を返して椀の取り皿として安定させるためです。また、雑煮椀にも使われました。
黒漆地に古代朱で芙蓉の花が繊細に描かれており、明治の熟練職人の作でビンテージものです。
口径約12.5cm、蓋込みの高さ約8cm。
なお、同種が10客あり、本品とは別に5客セットで出品しております。
10客2件をおまとめ取引きの場合には、1件の送料で同梱させていただきます。