LOUIS LOT FLUTE 銀製フルート 3代目製作 総巻管#37** 現代ピッチ 希少品


フルート界で「ストラディバリウス」と称されるルイロット
3代目制作 総巻管仕様・37XX番台(1882年製)です。

◆仕様・状態
・製作年:1882年
・シリアル:37XX番台
・総銀製/総巻管/ソルダードトーンホール
・製作:三代目 Debonneetbeau
・メーカー工場にてオーバーホール済(費用:約12万円)写真は一部全タンポ交換前の写真ですが現在は交換済です。

◆音色・特徴
Debonne et Beau 製作期(3代目)フルートの主な特徴
2代目Villette(ヴィレット)は、調整ネジの追加や機構の一部変更など、機構面で革新的な変更を多く加えましたが、Debonne et Beauは、初代ルイ・ロットの音響的な特徴(特に美しい音色)を尊重しつつ、安定性の改良を行いました。
この時期の楽器は、初代ロットよりも少し肉厚な総銀製巻管(Seamed Tubing)で作られることが多く、これがより豊かで温かい音色を生み出す要因となっています。
初代ルイロットを使用していたポールタファネルの協力により改良された唄口が3代目ルイロットに採用されているとの事です。

◆頭部管は前オーナーが職人に依頼してA=442、440hzで現代のオーケストラ、アンサンブルで演奏可能にするために数ミリカットされています。
その他はオリジナルの状態です。楽器として実用できる数少ないルイロットです。現代の楽器と比較しても音程の振れ幅は少なく優秀です。
このフルートの試奏音源を下記にアップしました 
https://vocaroo.com/1jIekE3yM


(2025年 10月 27日 3時 21分 追加)
所有者はプロミュージシャンで1枚目の写真は美術館でのソロコンサート時撮影。河原が写っているのは営業の依頼演奏が終了し河原で遠鳴りを確認しようと吹いたときの写真です。他に有名ジャズクラブ、フジロック、CMレコーディング、指導などでこのフルートを使用しています。

(2025年 10月 28日 1時 35分 追加)
以下に写真を追加しました。
https://www.flickr.com/photos/203721935@N07/