●タイトル：方丈記・徒然草に学ぶ人間学
●著者：境野勝悟
●ページ数：270ページ
●出版社：致知出版社
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内容
人気セミナーが一冊にまとまった。
著者は「この二大名作は、厭世文学とかいわれ、あまり役に立たないかのように思われてきた」というものの深い読み込みと大胆な解釈で従来にはなかった見方を提示。
読む者をぐいぐい引き込んでいく。
例えば『徒然草』は「無常観」の文学といわれることが多いが、よく読めば以下のような一文に気づくという。
「人間常住の思ひに住して、かりにも無常を觀ずる事なかれ」
つまり「自分はいつまでも生きているんだ、みんなはいつまでも生きているんだ、という思いに住して、いつかは死んでしまうことなどを考えるな」と訳される。
この一文は「無常観の中では矛盾だ」ということでほとんど扱われることもなかったが、今回、著者によって見出された。
その他多くの日本文学から引用があり、日本語や日本という国の素晴らしさを再確認できる内容となっている。
（「BOOK」データベースより）
日本文学の最高峰が教える生き方の知恵。少しだけ見方を変えれば人生は豊かになる。
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