模型サイズ : 全長:122mm 全幅:132mm 全高:41mm
ハセガワ製1/72スケールのプラモデルキットを組立、塗装しました。塗装はエアーブラシによる吹付塗装です。塗装色は全面シルバー塗装で無塗装を再現。尾翼は赤色、機体内側は中島系機体内部色、機首上面の反射除け塗装はつや消し黒色塗装、プロペラはレッドブラウン日本軍機プロペラ色、タイヤはつや消しタイヤブラック、脚格納庫は青竹色です。主翼前縁の黄橙色味方識別帯はエアーブラシ塗装です。
製作はあくまでも素人が趣味の中で製作したものです。仕上がり具合は画像にて確認願います。
尚、非常にデリケートな商品ですので、発送に際しては細心の注意を払って梱包、出荷致しますが、輸送の途中で部品が脱落したり、折れたりすることがあるかも知れませんので、出来れば接着等ある程度簡単な補修が可能な方の入札をお願い致します。
[二式単座戦闘機『鍾馗』について]
陸軍は中島飛行機に97式戦闘機の後継機としてキ-43(のちに正式採用して一式戦闘機『隼』)の開発を指示していた。それは格闘戦を意識した速度と運動性能を重視したいわゆる『軽戦闘機』でした。その頃の欧米ではドイツのメッサーシュミットBF-109を代表するように重武装で速度重視した『重戦闘機』が主流であった。そこで中島飛行機ではキ-43と並行して別の重戦闘機の開発を進め、のちに陸軍も承認してキ-44として進められた。その後試作機とメッサーシュミットBF-109と模擬戦闘を実施しBF-109を上回ったことから正式採用され二式単座戦闘機『鐘馗』となった。この時、二式戦闘機は既にキ-45双発複座戦闘機『屠龍』が正式採用されていたのでこちらを二式複座戦闘機、キ-44を二式単座戦闘機と呼称された。当時は大出力の発動機は爆撃機用しかなく、中島製ハ-41が選択された。大直径の発動機部分を胴体の最も太くしてその後ろの胴体を急激に絞り込まれていた。のちにⅡ型で発動機は出力の大きいハ-109に換装され速度アップをはかった。Ⅱ型丙は『鐘馗』の主力生産された最終型で、1,173機が生産された。『鐘馗』は翼面荷重が高いので離着陸速度が速く、乗りこなすのは大変だったようですが、遊撃戦闘機としての性能は抜群でした。最高速度は615km/hで最大急降下速度は800km/h以上だったようです。また、水平安定性がよく、機関砲の命中率が非常に高く好評でした。また、高速戦闘機で旋回性能が劣るので、それを補うために独特の蝶型フラップを装備し、戦闘時に旋回性能を補うため蝶型フラップを下げ揚力をアップをはかりました。また、最初から各種の防弾装備が採用されていました。