アメリカ黄昏の帝国 (岩波新書) 進藤 榮一 9784004303633


レーガン,ブッシュが標榜した「強いアメリカ」は,後退した経済と疲弊した社会を遺した.この難局に変革の旗手として選ばれたクリントン政権の前途も,九四年の中間選挙を経て,混迷を深めている.ポスト冷戦時代に苦悩する大国の肖像を,レーガノミクスの検証を通して歴史的に描き出し,「帝国」とは異なる新しいアメリカへの可能性を探る.