1953年、『石川台』という精紡機(糸を紡ぐ機械)が製造。
この石川台は、現在稼働している精紡機としては日本最古。最新の精紡機と比べると、石川台が紡績するスピードは1/3程度。生産効率は悪くも、綿へのストレスが少なく、まるで手紡ぎのような自然な風合いになるのが特徴。
そんな石川台で紡績した6番手の糸を使用し、1950年代製のシャトルで織り上げたのがこのデニム。
15oz相当の標準的な重さですが、生地全体が波打つような独特な凹凸がある質感。
インディゴは鬼秘(鬼シークレット)と同様のグリーンキャスト系を使用。
緑がかった青みの強い色合いは、生地質と相まってデッドストックデニムを彷彿。
フィットはリラックステーパード。シャープな見た目ながら、ヒップ周りには余裕がある為、ストレスを感じさせない着用感。
ラフなスタイルからジャケットスタイルにも合わせやすい万能的なシルエット。