◆斎藤隆三「年賀状ハガキ」昭和13年ほか、沢田章宛、二通(内一通、肉筆墨書).
◆当時は千葉県の一部であった相馬郡守谷町(現、茨城県守谷市)の出身で、東京帝国大学文学部国史学科に学び、三井財閥の三井家による家史編纂・事業史編纂事業に従事し、また美術史の研究でも活躍し、日本美術院の復刻・経営にも尽力した斎藤隆三の年賀状ハガキ.内一通(昭和13年のもの)は肉筆墨書、他の一通は宛名のみ墨書.二通共に、国学院に学び、三井文庫を拠点に歴史学者として活躍した沢田章宛.斎藤隆三・沢田章の生涯とその交流を通して、近代日本の歴史学研究の歴史をたどる貴重史料.