□□ 二刀流のこの竿で、違いが解るかも!!? □□

◆ 仕様

 ①四本継 黒茶段巻き うずら握り
 ②純竹竿として使用出来、且つカーボンの穂持
  と穂先が付属するので合成竿としても使用可。
 ③元竿の銘の処の径 10.92㍉
 ④竹: 穂持ち上部  4.83㍉
     穂先最太部  3.80㍉ 最細部 1.13㍉
 カ-ボン:穂持ち上部 4.16㍉
     穂先最太部  2.76㍉ 最細部 1.19㍉
   ※竹の方が重く太い

 ⑤竹の穂先は、4本合わせ穂で蛇口。
  カ-ホンの穂先も蛇口。
 ⑥竹は全て刻印あり、但し穂先は見ずらい。
  カ-ボンは刻印無し。
  口栓は刻印有り。
 ⑦竿袋は純正。
 ⑧予備の穂持と穂先の収納筒はありません。
  ※部品取り用の竹竿を利用するのが最良か?
 ⑨2本のカ-ボンは、竹と段巻きの様式が同じ
  で漆色も同じ事から当該竿用に製作された
  物と思われます。
 
◆ 状態

 ①口割れ、曲がりや反りは無し。握り以外傷
  なし。
 ②握り上部に薄い線状クラック有り。
  ※[未使用に近い]として購入したもので、写真
   では傷は判りませんでした。他の傷は見当
   たらず外見からすると使用回数は少ないと
   思います。
 
  ※※握りについて(主観)
   握りには綿糸、乾漆、竹、漆研出しが有り
   ますが綿糸の糸ズレや乾漆の線状クラック
   や竹割れは極稀に有りますが、漆研出しの
   線状クラックは結構発生します。私の場合
   保有50本中1本の糸ズレと5本の漆
   クラックが有ります。
   作者が亡くなったり、高齢で修理できず、
   他の竿師に頼むのも嫌なので修理に出し
   ませんでした。
   見映えが良いのはわかりますが、滑らなさ
   や故障の少なさからすると、綿糸や乾漆の
   方がはるかに優れており渋くてカッコいい
   と思ってます。

 ③竹竿の調子(実釣してないので振り調子で記)
  穂持から穂先が少し下を向く。
  硬めの中式胴調子か?。
 ④合成竿の調子(     同上       ) 
  穂先から穂持がシュッと先に抜けており、
  竹竿よりかなり軽く感じる。振込等の操作性
  はこちらの方が良い。
  硬軟の中間の中式胴調子か?。

□□  使ってみる価値はあり。
      違いにビックリするよ !! □□