本商品はパワーアンプに対して本来の定格値の電圧を安定供給するためのユニットです。
定格給電力は1000Wですので、マルチアンプシステム等にもこれ1台で十分対応可能かと思います。
メジャーメーカー製の同様の製品で同じだけの給電力を確保しようとすると、恐らく2台とか3台同じ製品が必要になってくるかと思いますが、本製品は出力ポートが標準で3つ搭載されているので、3台までは配電ブロック等で分岐せずにダイレクトに接続頂けます。
例えば、2chアンプ3台お使いならそのまま本製品からダイレクトで接続出来ますし、モノラルアンプ6台でも各ポートから配電ブロックで分岐頂く事で6台接続も可能です。そういった面からもトータル的なコストパフォーマンスは高いかと思います。
基本的に多くのカーオーディオ用のパワーアンプは、14.4Vが設計定格電圧値です。つまり、これよりも低い電圧や不安定な電圧で動作している場合、設計値通りの能力を100%発揮出来ていません。
本製品は入力電圧に対して任意の出力電圧へ調整可能ですので、動作電圧をカーオーディオ機器の定格値に設定すれば、設計どおりの性能を引き出せます。
豆電球を思い浮かべて頂ければ分かり易いですが、豆電球は電圧が低いと暗くなり、電圧が高いと明るくなりますが、車の電圧は常に不安定ですので、アンプへ供給される電力も豆電球で言うところの暗くなったり明るくなったりを繰り返している状態となっています。
アンプは多少電圧が降下しても動作自体はしますが、本来の力は発揮できていません。
車両側の負荷等による電圧変動の影響を受けずに常にクリーンで安定した電源電圧をパワーアンプやプロセッサーに供給することでオーディオユニット本来の性能を最大限に引き出すことが可能です。
レギュレーターの設置は音への影響は大きいですが、本製品に限らず同様の用途の物は設計上どうしても高額になりますので、用途だけで見ると正直中々手が出ないと思います。
ですが、マルチアンプシステム等システムが大掛かりになればなるほど本製品の効果は絶大ですので、スピーカー交換や外部アンプ等の導入を行ってさらに高みを目指したい場合、電源については無視出来なくなってきます。せっかく良いアンプを使っていても電源に拘らないのは非常に勿体無いです。
ケーブル等を色々変えるより先に電源に拘った方が余程体感的な効果は高いかと思いますので、是非ご検討下さい。
Maximum output current : 160A
Maximum output voltage : 15.4V
Minimum input voltage : 9V
Internal loss : 0.2V
Idle current without load : 0.02A
Thermal shut off : 90℃
Switching frequency : 16 - 19KHz
HF-Noise : -135dB
Dimension : 26.6cm(L)×26.4(W)×6.6cm(H)